2012 ジャパンペットフェア　その2　　

次はトリオのブースです。

トリオ
トリオのブースでは新しいセット水槽がメインに展示されていました。
アールビュー175は容量7Lの前面曲げガラス水槽で、背面濾過システムを採用し、ライトはビバリアLEDライト28が付属します。縁の色は黒と白の2色となります。

ビバリアLEDライト28のLED部の写真です。青色LED×4個+白色LED×24個で構成されていて、ロータリースイッチで調光することができます。定格消費電力は2Wとなっています。

アールビュー350は容量20Lの前面曲げガラス水槽で、同じく背面濾過システムを採用し、ライトはビバリアLEDライト72が付属します。こちらも縁の色は黒と白の2色となります。

ビバリアLEDライト72は青色LED×24個+白色LED×48個で構成されていて、スイッチで青色のみの点灯と全灯の切替ができます。
白色のみの点灯はできません。（写真上側は青色のみ点灯、下側は全灯）

定格消費電力は4.2Wで、セード部に厚みがあるデザインのため、あまりLEDライトっぽく見えません。

2機種の特長は背面濾過を採用しているため水槽内に濾過部が収納され、見た目すっきりと水槽を設置できます。
アールビュー175の背面濾過は凝った作りになっていて、水は上部のスリットから流れ込み、ろ過槽を上から下に流れます。ろ過槽は上下方向は3層構造、前後方向に2層になっています。
水の通る順番に上部スリット→前面上段（ウールマット）→後面上段（バイオフォーム）→後面中段（圧縮カーボン）→後面下段（バイオセラミックリング）→ポンプ→シャワーパイプとなります。
ただし前面上段→前面中段〜下段（バイオフォーム）→後面下段（バイオセラミックリング）→ポンプという経路もあり、どのような割合で水が前後に割り振られるかはよく分かりません。その上、ポンプ空引き防止用に下段スリットもあり、多少なりとも下段スリット→前面下段（バイオフォーム）→後面下段（バイオセラミックリング）→ポンプという経路もあります。
上部スリットから水を流れ込ませるのがこのシステムのキモになるので、水位は上部スリット以上に保つことは必要になります。

アールビュー350の背面濾過は更に複雑になっていて、ろ過槽は2つ有り、水は上部のスリットから流れ込み、1槽目のろ過槽を上から下に流れたのち、ゲートと呼ばれる下から上に流れる通路を通り、再び2槽目のろ過槽を上から下に流れます。
ろ過槽は上下方向は3層構造、前後方向に2層になっているのはアールビュー175と同様です。
水の通る順番に説明すると、上部スリット→前面上段（ウールマット）→後面上段（バイオフォーム）→後面中段（圧縮カーボン）→後面下段（バイオセラミックリング）→ゲート→上段（バイオフォーム）→後面中段（圧縮カーボン）→後面下段（バイオセラミックリング）→ポンプ→シャワーパイプとなります。
2槽目の上段のみ前後の区別が無く、またバイオフォームのみとなっています。
アールビュー175と同じように、前面上段→前面中段〜下段（バイオフォーム）→後面下段（バイオセラミックリング）→ゲートという経路もあります。また2槽目については、ポンプ空引き防止用に下段スリットがあり、多少なりとも下段スリット→前面下段（バイオフォーム）→後面下段（バイオセラミックリング）→ポンプという経路もあります。

気になるのは、1槽目の圧縮カーボンによる吸着濾過後、バイオセラミックリングによる生物濾過があり、その後2槽目の圧縮カーボンによる吸着濾過を通過し、再度バイオセラミックリングによる生物濾過を通るという経路です。恐らく濾材の位置の入れ替えは可能だと思いますので、気になる方は好きなように入れ替えてみてはいかがでしょうか。

このアールビュー水槽は、濾過にこだわりがある方には弄りがいがあるオールインワン水槽に仕上がっていると思います。

ビバライトスリムシリーズの展示がなかったので説明員の方に伺いましたが、今回は新製品の発表はなく、既存製品も発売から日が経っているからとのことでした。
60cm水槽に拘っている管理人としては、ちょっと寂しく感じたトリオブースでした。

（記事作成　'12. 4. 3）

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